革の種類について:クリーニングコード A・P・N

革の種類・クリーニングコードA・P・Nについて

革のお手入れをするにあたり、お手持ちの革製品が一体どんな革の種類であるか、仕上げになっているのかわからないため、 お手入れ方法も見つかりづらい場合もあるかと思います。
そこでユニタスは革製品のお手入れをわかりやすく・見つけやすくするため、レザーの仕上げ・材質をもとに、大きく3つの クリーニングコードに分類しました。レザーマスター製品を正しく使用して、効果を発揮して頂くためには、お手持ちの革製品が この3つの分類でどれにあたるのか確認して頂いた上で、お手入れ用品をお選び頂ければと思います。

レザーの仕上げ・材質をもとに「Aタイプ(アニリンレザー)」「Pタイプ(プロテクトレザー)」「Nタイプ(ヌバック・スエード)」 の3つのクリーニングコードに分類しています。


革の種類・クリーニングコードA・P・Nについて



クリーニングコードAタイプ : アニリン レザー について

別名:ナチュラル、ピュア、ネイキッド、アンプロクテッド、染料仕上げとも呼ばれます。

特徴

革の表面に染料を染み込ませた仕上げのため、革表面にナチュラルな模様やシミが、そのままの状態で見えますので、革の風合い・質感を最大限に感じることができます。その分、表面に保護処理がされていないため、摩擦に対しての耐久性が低く、色落ちしやすい等のデメリットがあります。

識別方法

・目立たない箇所で表面を軽く擦り、引っかきキズが出来るかどうか見ます。出来た引っかきキズの色が革本来の色より明るい色であればアニリンレザーです。
・指先にレザーソフトクリーナーを付けて、軽く革の表面を擦り、色が黒ずむかどうか確認します。革の色は一旦、少し黒ずみますが、水分が乾くと元の色に戻ります。この様な革はアニリンレザーです。

アニリンレザーにソフトクリーナーをつけた後






クリーニングコードPタイプ : プロテクト レザー について

別名:セミアニリン、ピグメント、顔料仕上げとも呼ばれます。

特徴

革の表面に塗料(顔料)で色付けがされて、ウレタン加工(保護加工)をされている革のため、摩擦に対しての耐久性が強く、お手入れも手軽にできます。
※セミアニリンは染料を染み込ませた後、さらに顔料仕上げしたもので、革のアジのある質感はAタイプと比べると低いですが、耐久性が強いので、強い摩擦が生じやすい革製品(例えば、車・バイクなどの座席シートなど)等、幅広く利用されているポピュラーな仕上げです。

識別方法

・目立たない箇所で表面を軽く擦り、引っかきキズが出来るかどうか見ます。引っかき傷がなく、色に変化がなければプロテクトレザーです。
・指先にレザーソフトクリーナーを付けて、軽く擦ってみても、クリーナーが浸透せず、表面が水で光ったように見える仕上げはプロテクトレザーです。

プロテクトレザーにレザーソフトクリーナーをつけた後






クリーニングコードNタイプ : ヌバック について

別名:スエード、デイストレスト、ボンバーとも呼ばれます。

特徴

革の表面(裏面)にサンドペーパー掛けをして、起毛させた加工です。実質、アニリンレザーですが、より吸湿性が高い仕上げです。吸湿性が高いため、繊細な仕上げで、お手入れもデリケートです。

識別方法

・指先に水滴を付けて、軽く擦ってみて、表面が黒ずんで、乾いていてもその跡の色がその周りと比べて濃くなっている場合は、ヌバックです。

ヌバック・スエード